営業の教科書でさんざん書かれていることだけれども、「新規顧客の開拓」というのはとてもコストがかかる。単に金銭的なコストだけではない。時間、機会、人的リソースなど、ありとあらゆる資産を使わなくてはならない。
しかし、既存の顧客だけではどうしてもビジネスの広がりが期待できない。新しいビジネスのアイデアはあるが、B2Bの場合、ターゲット顧客との人的なつながりがない場合が多く、ホームページや展示会に出展して、網にかかるまで待っているという苦悩がつきない。
こういった「良質な出会い」は、仕事にしても、プライベートにしても、非常に気になります。だからこそ、いい商売になるわけで、過大な期待を寄せる人はいいカモとしてぼったくられやすい。
出席したビジネスマッチングの会場では、中国企業と日本企業の仲介をしますという法律事務所もあった。確かにニーズはあるだろうが、実績はどうなの?その法律事務所にどんなノウハウと仕組みがあるのだろう?実際の中国側にニーズはどのようなニーズであり、どんなメリットとリスクが介在するのか、といった、至極まともな説明というのは、残念ながら一言も聞かれなかった。
結婚の仲介をする「世話好きのおばさん」ならいいけれども、ビジネスの世界で「善意を前面に出すような『出会いビジネス』」は、どうにも信用できない。
しかし、だ。異分子同士が出会い、衝突することがなければ、そもそも化学反応は全く起こらない。あるのは、単なる分解反応だけだ。つまり、良質な出会いの環境がなければ、内なる分解反応で、どんどん劣化していく一方なのだ。
そう、ひきこもりも同じなのかもしれない。自分の世界から一歩も出ずに、異分子と交わることをしなければ、化学反応は起きようもない。化学反応を起こさなければ、質的な変化は見込めない。成長もない。
ブログのタイトル「バケの方法」とは、「化学(バケガク)」の思考法を広く一般的に考えてみたらどうなるだろうか?という実験的な試みです。わかりにくい点がありましたら、お気軽にご指摘ください。

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